しわの種類と原因
2018.10.18

シワはなぜできる?シワの原因と対策

朝、鏡を見ながら化粧をしていて、今まで気づかなかった小さなシワを見つけると、1日1日がブルーになりますよね。シワはなぜできてしまうのでしょうか。シワの原因とスキンケアなどの対策方法をご紹介します。

シワを気にする女性

思いっきり笑ったあと、目元や口元にシワが残って、ドキッとしたことはありませんか? 20代のころならすぐ元に戻ったのに…とショックですよね。

シワには乾燥による浅いシワと、表情のクセによるシワ、真皮の衰えによる深いシワがあります。「深いシワは美容医療に頼るしかない」と思いがちですが、近年はスキンケアで改善が期待できるケースも。早めの対策で、シワを気にせず笑顔の絶えない毎日をめざしましょう!

浅いシワ(ちりめんじわ)の原因

肌は大きく分けて、上から順に表皮と真皮で構成されています。浅いシワは、表皮の最も外側にできる細かいシワのこと。角層の水分が減少してしぼんでいる状態で、ちりめんじわともいいます。

乾燥わかめを水でもどすと、乾いて縮んだ状態が元にもどり、表面がつるりとしますよね。肌も同じように、うるおいで満たせば浅いシワは目立たなくなる場合があるのです。

深いシワの原因

深いシワは肌の表皮より下の層、主に真皮で起こります。真皮を構成する主な成分は、コラーゲンとエラスチンという線維状のタンパク質です。コラーゲンが網目のように張り巡らされ、エラスチンがつなぎ目を留めています。

これらのタンパク質は、ベッドのスプリングのような構造で肌のハリ・弾力を生み出し、表皮を支えています。真皮のコラーゲンやエラスチンが減ると、表皮を支えられず、凹んだ部分がシワになります。

また、目元・額・口元は、表情グセがつきやすいため、特に深いシワができやすい部分。

若いときは表情を戻せばシワもすぐに戻りますが、真皮の衰えにつれて元に戻りにくくなり、最終的にはシワとして定着してしまいます。

真皮が衰える原因

ここからは、深いシワとの関連性が大きい、真皮の衰えの原因についてご紹介します。

加齢

コラーゲンやエラスチンは、真皮の中に存在する線維芽細胞によって作られています。年齢を重ねるとこの線維芽細胞の働きが衰え、コラーゲンやエラスチンの産生量も減少してしまいます。

紫外線

紫外線は真皮まで届き、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えて変性させます。

活性酸素

活性酸素とは、体内に発生する酸化力の強い酸素のことです。細菌やウイルスなどから身体を守る役割がありますが、増えすぎると細胞やコラーゲンなどを傷つけ、老化の原因となることがあります。活性酸素は紫外線やたばこ、ストレスなどによって発生量が増えてしまいます。

好中球エラスターゼ

身体に備わる免疫システムが、間違って真皮にダメージを与えてしまうこともあります。免疫を担う白血球の一種である「好中球」は、私たちの身体にできた傷の周りに集まり、侵入してきた細菌やウイルスを退治する役割を担っています。

しかし好中球は、表情を動かすたびに一時的にできるシワや、紫外線を浴びることで起こる小さな炎症までも傷と勘違いし、「エラスターゼ」という酵素を過剰に放出することがあります。このエラスターゼには傷ついた細胞などを分解して排出しようとする働きがあるため、コラーゲンなどの真皮成分も分解。その結果、シワやたるみを引き起こしてしまうのです。

シワ対策の基本

では、浅いシワと深いシワ、それぞれについてどのような対策を行えばよいのでしょうか。順に見ていきましょう。

朝と夜、ていねいに保湿する

浅いシワ(ちりめんじわ)は、スキンケアできちんと保湿すれば目立たなくなります。朝晩の洗顔後は、時間を置かずに化粧水や保湿成分を高配合した保湿美容液で肌にうるおいを補いましょう。さらに、乳液やクリームで肌に必要な油分を与えることも忘れないようにしましょう。

保湿ケアのポイントは、使用量をきちんと守ることにあります。どんなに肌に合う化粧品を使っていても、量が少ないと肌のすみずみまでうるおいが行き渡りません。目元や口元などの乾燥が気になる部分には、重ねづけをするのもおすすめです。

紫外線対策を徹底する

紫外線は季節を問わず、雨の日も曇りの日も地上に降り注いでいます。1年を通して日焼け止めやUVカット効果のある化粧下地を塗るなどの対策を行うことが、ハリをキープするためには効果的です。

紫外線ダメージの蓄積がシワやたるみにつながるので、ちょっとした外出でも日焼け止めは必要です。「洗濯物を干すために一瞬、外に出るだけだから…」なんてサボっていると、その蓄積がシワのもとになるので注意しましょう。

深いシワの対策(スキンケア編)

スキンケアでは、深いシワは改善できないと思っていませんか?これまでは確かにそうでした。なぜなら、スキンケア化粧品が浸透する範囲は、表皮の角層までだからです。また、「うるおいを与えて乾燥による小ジワを目立たなくする」という表示も、一部の化粧品に認められるに過ぎませんでした。

ところが2016年、「ニールワン」という成分が「シワを改善する」医薬部外品の有効成分として厚生労働省に初めて認められ、スキンケアでのシワ改善が期待できるようになったのです!

続く2017年には、「純粋レチノール」という成分もシワ改善効能の認可を受けています。この二つの成分の具体的な効果についてご紹介しましょう。

ニールワンのシワ改善効果

ニールワンには、肌の真皮まで浸透し、好中球エラスターゼに合体することでその働きを抑え込む働きがあります。真皮の分解に歯止めをかけることで、肌の自然な回復力とともにシワを改善する効果が期待できます。

化粧品の有効性や安全性を研究している日本香粧品学会が定めた、シワの進行度を客観的に評価する「シワグレード」というガイドラインがあります。シワのまったくない「グレード0」から、著しく深いシワが認められる「グレード7」までの8段階がありますが、ニールワンは、明瞭な浅いシワが認められる「グレード3」から、やや深いシワが認められる「グレード5」までの段階において、有意性が得られています。

純粋レチノールのシワ改善効果

純粋レチノールが肌に浸透するのは表皮までですが、表皮のヒアルロン酸の産生を促すことで、角層の水分量を増加させ、肌をふっくらと柔軟にしてシワを改善する効果が期待できます。上記でご紹介した「シワグレード」においては、明瞭な浅いシワの中にやや深いシワがわずかに見られる「グレード4」を中心に、「グレード3」から「グレード5」のシワに有効です。

いずれにしても深いシワの改善には、効果効能が認められた「医薬部外品」を選ぶことが大切です。これらの成分は、女性の悩みに長年向き合った研究員の方たちの努力の結晶です。その結果を、自分の肌でも実感したいものですね。

深いシワの対策(美容医療編)

グレード5以上の深いシワを改善したいときは、美容医療を選ぶことも選択肢のひとつです。主なものをご紹介しましょう。

ボトックス注入

ボツリヌス菌から抽出したタンパク質をシワの気になる部位に注射することで、表情筋の動きを弱めます。注入量が多すぎると表情筋の動きを抑制しすぎてしまい、無表情になってしまうので、2回に分けて行われることが多いです。効果の持続期間は4~6か月といわれています。

ヒアルロン酸注入

シワの部分にピンポイントにヒアルロン酸を注入し、ふっくらとさせて目立たなくする方法です。アレルギーの心配がないのがうれしいポイント。ただし、ヒアルロン酸はいずれ吸収されてなくなります。注入する種類にもよりますが、効果の持続期間は半年~1年といわれています。

まとめ

シワには大きく分けて表皮にできる浅いシワと、真皮まで及ぶ深いシワがあります。深いシワの原因となる真皮の衰えには、加齢や紫外線、活性酸素、そして白血球が放出する酵素などが関係しています。

これまでは「スキンケアでは深いシワは改善できない」というのが常識でしたが、近年は深いシワの改善に効果が期待できる、医薬部外品の薬用化粧品も登場しています。ぜひこうした化粧品を取り入れて、シワを気にすることのない、いきいきとした毎日を楽しみましょう。

今すぐ読みたい

「しわの種類と原因」の関連情報