部位別のしわ
2018.10.18

おでこ(額)のシワは毎日のケアで改善!その原因と対策

おでこ(額)は面積が広く、シワが目立ちやすい部位。30代後半~40代になって、おでこのシワが気になり始めたという人も多いのでは?おでこのシワ対策には、毎日のケアが大切です。正しいスキンケアをご紹介します。

おでこのしわ

年齢を重ねると、鏡を見るたびに20代ではなかった「おでこ(額)のシワ」が気になったりしませんか?なんとか目立たないようにしようと、さまざまな美容クリームやパックなどを試しながらお手入れしている人もいることでしょう。

シワには段階があり、間違った生活習慣やスキンケアを行っていると、段階が速く進んでしまうこともあります。この記事では30代後半からのおでこ(額)のシワについての原因を解説したうえで、シワ対策やおすすめのスキンケア方法を紹介していきます。

シワには段階がある

シワの進行は、大きく3つの段階に分類されます。第一段階は小ジワ(表皮性シワ)、第二段階は深いシワ(真皮性シワ)、第三段階がたるみです。

肌は外側から、表皮・真皮・皮下組織に分けることができます。第一段階の小ジワとは、表皮の浅い部分にちりめん状にできる細かいシワのことです。乾燥によって肌表面のしなやかさが失われてできるもので、目元や口元に現れやすいのが特徴です。保湿ケアでうるおいを与えれば、目立たなくなる場合があります。

第二段階の深いシワは、真皮の衰えによって目立つようになります。真皮では、コラーゲンとエラスチンという線維状のタンパク質がベッドのスプリングのような構造を作り、肌にハリや弾力を与えながら表皮を支えています。しかし、コラーゲンやエラスチンがなんらかの原因で減少・変性すると、表皮を支えられなくなって凹み、シワとなります。

第三段階のたるみは、真皮の衰えに加えて、骨と皮膚をつなぐ表情筋の衰えによって現れます。表情筋が表皮や真皮、脂肪を含んだ皮下組織を支えきれなくなり、たるむのです。目の下やフェイスラインなどに起こりやすく、ほうれい線もこのタイプに含まれます。

おでこ(額)にできるシワは主に、第二段階以降のシワです。深くなる前にケアすることが大切です。

おでこ(額)にシワができる原因

日頃からスキンケアをしているのに、なぜおでこ(額)はシワができやすいのでしょうか。おでこにシワができる原因をご説明します。

加齢

真皮にはコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞があります。しかし、年齢を重ねると線維芽細胞の働きが衰え、コラーゲンやエラスチンの産生量が減少します。

コラーゲンを増やす働きを担う女性ホルモンの分泌量が、30代後半から徐々に減少することも、肌の弾力やハリの低下に拍車をかけると考えられています。

紫外線

紫外線は肌の日焼けを引き起こしてシミ・そばかすの原因となるほか、真皮まで届いてさまざまな影響を及ぼします。線維芽細胞にダメージを与えて、コラーゲンとエラスチンの産生量を減少さたり、コラーゲンとエラスチンを分解する酵素の活性を高めることで、肌のハリや弾力を低下させてしまいます。

おでこは露出していると紫外線を浴びやすい部位なので、真皮へのダメージもそれだけ大きいと言えるでしょう。

表情のクセ

表情のクセによりできるシワを、表情ジワと言います。真皮のコラーゲンやエラスチンが減少し、ハリや弾力が失われた肌は、同じ表情を繰り返していると折りぐせがついてしまい、元に戻りにくくなってしまうのです。

特におでこ(額)は、メイク中に何度も目を見開いたり、眉を上げたり、ストレスからしかめっ面をするなど、表情筋を大きく動かす機会が多く、表情ジワができやすい部位と言えます。

好中球エラスターゼ

最近になって、免疫細胞の一種である白血球(好中球)が放出する好中球エラスターゼという酵素も、シワの発生に関与していることがわかってきました。

好中球は身体に傷ができると、その部分に集まり、傷を早く治そうとして細胞を分解するエラスターゼを放出します。しかし好中球は、同じ表情を繰り返すたびにできる皮膚の折りぐせや、紫外線を浴びたときの小さな炎症までも傷と勘違いしてしまうことがあります。

このとき放出されたエラスターゼがコラーゲンやエラスチンを分解し、真皮構造の悪化を招いてしまいます。

おでこ(額)のシワの対策方法

おでこ(額)のシワを防ぐには、毎日の保湿スキンケアやマッサージ、紫外線対策などが役立ちます。

毎日の保湿ケアはやさしく丁寧に

表皮性のシワを悪化させないためにも、毎日のお手入れではうるおいを与える保湿ケアを重視しましょう。洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗い、肌をゴシゴシ摩擦しないように。

そして洗顔後は、化粧水や乳液、保湿成分を高配合した保湿美容液などで、丁寧に保湿します。パッケージに表記された使用量を肌にやさしくなじませ、シワや乾燥が気になる部分には重ねづけをしましょう。化粧水をコットンに含ませて顔全体に貼るコットンパックや、保湿成分を配合したシートパックを週に1~2回、取り入れるのもおすすめです。

紫外線対策でシワを予防する

紫外線は1年中、たとえ悪天候でも地上に降り注いでいます。そのため紫外線対策も、年間を通して行う必要があります。日焼け止めやUVカット効果の高い化粧下地を塗り、おでこを守りましょう。さらに日射しの強い夏は、帽子や日傘などを併用するとよいでしょう。

日焼け止めの紫外線防止効果は、SPFとPAというサンケア指数によって表されています。真皮にまで達する紫外線A波(UV-A)の防止効果を表すPAは、PA+(効果がある)からPA++++(極めて高い効果)までの4段階があります。ほとんど屋内で過ごすときはPA+~++、屋外で軽いスポーツをするときはPA+++、炎天下のレジャーにはPA++++と、生活シーンに合わせて選びましょう。

紫外線B波(UV-B)の防止効果を示すSPFは、50までの数値で表され、それ以上のものは50+と表示されています。PA同様、生活シーンに応じて選びましょう。

表情ぐせに注意し、頭皮マッサージを取り入れる

おでこは表情のクセによるシワができやすい部分です。常に自然な表情を心がけることも、シワ予防に役立ちます。特に視力が悪かったり、度の合わないメガネやコンタクトレンズを着用していると、目元やおでこの筋肉に力が入りやすいので注意しましょう。

また、おでこは頭皮とつながっているため、頭皮のコリをほぐすマッサージも、おでこのシワ予防に役立ちます。

マッサージのやり方は簡単。髪の生え際に両手の指を添え、指の腹でゆっくりと指圧しながら、頭頂部に向かって指を移動させていきます。頭皮をやわらかくほぐすことを意識して行いましょう。

できてしまったシワには、「シワの改善」効果が認められた薬用化粧品

一般的な化粧品は角層までしか浸透しないため、これまでは乾燥によって表皮にできた浅いシワを改善することしかできませんでした。しかし現在は、厚生労働省により「シワの改善」効果が認められた医薬部外品の薬用化粧品も登場しており、おでこのシワにそうした商品を活用する方法もあります。

なかでも、シワの改善効果が認められた第一号の有効成分が「ニールワン」です。肌の真皮まで浸透し、好中球エラスターゼの働きを抑え込んでシワの原因となる過剰な真皮分解を防ぐことができます。

ニールワンは日本香粧品学会が定めた「シワグレード」という8段階の評価ガイドラインにおいて、「グレード3」(明瞭な浅いシワが認められる)から、「グレード5」(やや深いシワが認められる)までの段階において有意性が得られています。

まとめ

おでこ(額)のシワは、加齢や紫外線、表情のクセなどによってできやすくなります。シワができるまでには段階があるため、深いシワになる前に、早めのケアを心がけましょう。シワができる原因を理解したうえで、生活習慣の見直しや正しいスキンケア方法を毎日実践して、シワ対策を心がけましょう。

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