しわに効果的な成分
2018.10.18

最新のシワ改善成分「ニールワン」!真皮ジワも改善できる注目の効果

近年注目されている「ニールワン」とは、日本で初めて「シワを改善する医薬部外品有効成分」として認められた成分のこと。こちらでは、ニールワンがシワを改善するメカニズムや、ニールワンの実証データなどを詳しくご紹介します。

監修医師

監修 美肌研究家・ライター  杉本由美

ニールワンを使用する女性

2016年は化粧品業界において革命的な年。それは、同年の7月に日本で初めて「シワを改善する薬用化粧品」の誕生が発表されたからです。それまではボトックス注射やヒアルロン酸注射など、美容医療しか選択肢がなかったシワの改善。今までなしえなかった「スキンケアでのシワ改善」を可能にしたのが、薬用有効成分「ニールワン」なのです。

なぜ化粧品では、シワを消すことができなかったのか?

ニールワンの効果をひも解いていく前に、シワができるメカニズムをご紹介します。

ひとくちにシワと言っても、その種類は一つとは限りません。肌は外側から「表皮」「真皮」という構造になっています。シワは、表皮の一番外側にある「角層」にできる浅いシワと、真皮まで達してしまった深いシワの2つに大きく分けることができます。

表皮の角層にできる浅いシワは、乾燥によって現れるもので、肌を保湿することで目立たなくなります。しかし、問題なのは、真皮まで刻まれてしまった深いシワです。

消えないシワは真皮でできる

一度できてしまうとなかなか消えず、私たちを悩ませる深いシワ。このシワの発生原因は、真皮の衰えにあります。

真皮では、コラーゲンとエラスチンという線維状のタンパク質が網の目のような構造を作り上げ、肌にハリや弾力を与えながら表皮を支えています。

しかし、加齢や紫外線ダメージなどが原因でコラーゲンやエラスチンが減少したり、もろくなってしまうと、真皮は表皮を支えることができずに凹んでしまい、その部分がシワとして刻まれてしまうのです。

一般的な化粧品は、真皮には浸透しない

私たちは普段さまざまな化粧品を使用しています。しかし、一般的な化粧品の浸透範囲は表皮の角層までであることをご存知でしょうか。

化粧品の主な効能は「角層にうるおいを与えること」であり、表皮の奥にある真皮までは浸透しません。また、角質にうるおいを与える化粧品のなかでも、決められた試験で一定の結果を出すことができた一部の商品のみが、「乾燥による小ジワを目立たなくする」という効能効果を記載することができます。

このようなことから今までは、乾燥が直接の原因ではない真皮の深いシワをスキンケアで改善することは、難しいといわれてきたのです。

真皮のシワを改善する有効成分「ニールワン」開発ヒストリー

ポーラ化成工業は、真皮性のシワを改善する化粧品を開発するために、真皮にシワができるメカニズムの研究を一からスタート。

シワの原因として「加齢によるコラーゲン生産量の減少」と、「紫外線による真皮のダメージ」はすでに判明していましたが、この2大原因以外に、「好中球エラスターゼ」が関与していることを発見したのです。

新発見!好中球エラスターゼがシワをつくるメカニズム

好中球エラスターゼとは、好中球(免疫システムを担う白血球の一種)が放出する酵素のことです。好中球は私たちの身体のなかで、主に外から侵入した細菌やウイルスをやっつけたり、損傷した細胞などを分解する役目を担っています。好中球エラスターゼによりシワが発生するメカニズムとは、以下のとおりです。

【好中球エラスターゼがシワを作り出すメカニズム】

1. 紫外線の刺激や、表情をつくるときの圧迫により、肌が微弱な炎症を繰り返す

2. その炎症を「傷ができた」と勘違いし、好中球が集まってくる

3. 好中球が傷と認識した真皮組織を早く排出しようとして、好中球エラスターゼを過剰に放出

4. 好中球エラスターゼにより、真皮のコラーゲンやエラスチンの分解が進む

5. 真皮のハリや弾力が失われ、深いシワができる

好中球エラスターゼが関与することでシワができるというこのメカニズムは、それ自体が世界で初めての新発見なんですよ。

ニールワンが好中球エラスターゼを抑制

真皮でシワができる新しいメカニズムが発見されて以来、ポーラ化成工業は5400種の素材をひとつずつ検証。その中から選び抜いたのが「ニールワン」です。

4つのアミノ酸誘導体からなるニールワンは、好中球エラスターゼと合体することでその働きを封じ込め、真皮成分の分解を抑制。真皮成分の生成と分解のバランスを整えて、シワの改善を促します。

ニールワンを配合した美容液は、「シワを改善する効果がある」として厚生労働省の認可を受けた、初めての医薬部外品(薬用化粧品)となりました。

ニールワン配合美容液の実証データ

ニールワン配合美容液は、抗シワ評価試験※1においてシワグレード3~5に対して有効性が見られました。

シワグレード(シワの評価基準)
グレード3:明瞭な浅いシワが認められる
グレード4:明瞭な浅いシワの中に、やや深いシワがわずかに認められる
グレード5:やや深いシワが認められる

実際に12週間使用した人の7割に、目尻のシワの改善効果が認められました※2。

さらにシワの深さの評価についても、もっともシワが浅くなった人のシワ改善率は34%※3にも及びます。

*「ニールワン」全成分表示名称:三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na

※1 日本香粧品学会で定めた「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に準じた評価試験

※2 日本香粧品学会で定めた効能評価試験済み。12週間で7割の方の目尻のシワが改善。シワの深さは最大34%改善。

※3 シワ改善率(%):(使用前のシワ深さー使用後のシワ深さ)÷(使用前のシワ深さ)×100

まとめ

これまでは医療に頼るしかなかった、シワの改善。しかし、日本で初めてシワを改善する医薬部外品有効成分として認められたニールワンの開発により、「スキンケアによるシワ対策」という新しい選択肢を選べるようになりました。保湿ケアやUVケアもきちんと行いながら、肌悩みの解消を目指していきましょう。

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