しわに効果的な成分
2018.10.18

コラーゲンの美肌効果|減少することでシワの原因にも?

美容によいとされるコラーゲンですが、肌のなかでどのような働きをしているのかご存知ですか?年齢を重ねるたびに気になる、シミ・シワ・たるみなどの肌トラブルの改善に役立つ、コラーゲンの効果的な摂取方法についてご紹介します。

コラーゲン

「コラーゲンは美容によい」というイメージを、なんとなく抱いている人は多いはず。年齢とともに気になる肌トラブルの予防や、改善が期待できる美肌成分コラーゲン。その具体的な効果と摂取方法についてご紹介します。

コラーゲンとは

コラーゲンとは人の身体を構成しているタンパク質の一種で、体内の全タンパク質の約30%を占めています。皮膚だけでなく骨や軟骨、血管、内臓など、身体のさまざまな部分に存在しており、他のタンパク質と同様、アミノ酸を原料として体内で生成されています。

ひとくちにコラーゲンといっても、体内には約28種類ものコラーゲンが存在し、うち9種類が皮膚に存在しています。また、線維状のコラーゲンや膜状のコラーゲンなど、形状も部位によってさまざまです。

コラーゲンの効果

美肌づくりに欠かせないといわれるコラーゲンですが、具体的にはどんな働きをして、どのような効果が期待できるのでしょうか?

肌にハリや弾力を与える

私たちの肌は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層に大きく分かれています。なかでもコラーゲンが多く存在しているのは、真ん中の「真皮」といわれる層です。

真皮では、線維状のコラーゲンが網の目のように張り巡らされ、同じく線維状のタンパク質であるエラスチンがつなぎ目を留めて、ベッドのマットレスのような構造を作っています。さらに、網の目の内部には水をたっぷり含んだゼリー状のヒアルロン酸が満たされています。このような構造を作ることで、肌はハリや弾力を生み出しているのです。

また、真皮には、「線維芽細胞」という、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成工場があります。線維芽細胞が活発に働き、コラーゲンなどが常に生み出されていると、肌はハリや弾力をキープすることができます。

肌のうるおいを保つ

コラーゲンにはそれ自体に保水力があり、たとえ周囲が乾燥していても水分を保持し続けることができます。その性質を活かして、保湿成分として化粧品などに配合されることがあります。

コラーゲンの分子はとても大きいため、肌に塗っても内側に浸透することはありません。しかし、肌の表面にとどまり、保湿性の高い膜を作ることで、肌の内側から水分が蒸発するのを防ぐ働きをしてくれます。

コラーゲン不足が肌に与える影響

加齢によって線維芽細胞の働きが衰えると、コラーゲンの産生量は減少します。また、私たちが毎日浴びている紫外線は、線維芽細胞にダメージを与えて生産能力を低下させたり、コラーゲンを分解する酵素を活性化させて、今あるコラーゲンを変性させてしまいます。

こうして真皮のコラーゲンが変性・減少すると、肌にはどのような影響が出てきてしまうのでしょうか。

顔のシワ・たるみの原因になる

コラーゲンはエラスチンとともに、弾力のあるネット状の構造を作り、表皮を支えています。しかし、コラーゲンの減少や変性によってこの構造がもろくなってしまうと、表皮を支えきれなくなったり、重力に耐えられなくなり、シワやたるみの原因となります。

シミ・そばかすが沈着しやすくなる

シミ・そばかすは、真皮のすぐ上にある表皮の基底層で、メラニン色素が大量に作られることでできやすくなります。健康な肌の場合、ターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)によって、メラニン色素は表皮内で押し上げられ、最終的に垢として排出されます。しかし、真皮のコラーゲンが変性すると基底層にも影響を与え、ターンオーバーが滞ることがあります。その結果、メラニン色素が肌に沈着し、シミ・そばかすとして残ってしまう可能性があります。

コラーゲンの摂取方法

年齢を重ねると、「コラーゲンを効率よく補給できたら…」と考えてしまいますよね。どのような摂取方法があるのでしょうか。

コラーゲン配合化粧品を使う

化粧品に配合されるコラーゲンは、肌の表面にうるおいの保護膜を作ったり、荒れた肌を整えてなめらかに保つなどの効果があります。また近年は角層への浸透率を高めた低分子コラーゲン(ナノ化コラーゲン、浸透型コラーゲンなどともいう)を配合した化粧品も登場しており、年齢を重ねた肌に、みずみずしさやハリを効果的に与えてくれます。

コラーゲンは刺激になりにくい保湿成分です。ただし、ゼラチンにアレルギーを持つ人は、念のため使用前に二の腕の内側に塗って24時間様子を見るパッチテストを行ってから使うようにしましょう。

コラーゲンを多く含む食品とビタミンCを一緒に摂る

コラーゲンは動物性食品や海洋性食品に多く含まれています。たとえば、豚足、鶏の皮、手羽先、牛スジ、豚バラ肉、フカヒレ、魚の皮、うなぎ、なまこ、エビ、くらげなどの食材です。

ただし、これらの食材に含まれるコラーゲンは、一度体内でアミノ酸やペプチド(アミノ酸が2~3個結合したもの)などのごく小さい分子に分解されてしまいます。そのため、体内でコラーゲンの合成を助けるサポート成分であるビタミンCを一緒に摂るのがおすすめです。ビタミンCは、赤ピーマンやブロッコリー、菜の花、レモン、キウイフルーツなどに多く含まれています。

また、コラーゲンを含む食材はカロリーが高いものが多いので、食べすぎには注意しましょう。

サプリメントやドリンクから摂取する

コラーゲンを効率よく摂取するために、サプリメントやドリンクを活用する方法もあります。特に近年は、分子構造のごく小さい「コラーゲンペプチド」の状態で摂取することにより、皮膚に届いてコラーゲンの産生をサポートしたり、肌の水分量を上昇させる効果などが報告されています。

コラーゲンは日々体内で分解・合成を繰り返しているため、一気に摂るよりは毎日少しずつ摂り続けることが理想です。パウダー・タブレット・ドリンクなどさまざまな形状のものがあるので、自分のライフスタイルにマッチしたものを選び、継続して摂取するようにしてください。

まとめ

美容や肌によいといわれるコラーゲン。その働きやしくみをお分かりいただけたでしょうか。コラーゲンは、肌に塗って保湿ケアに活用したり、食事やサプリメントから摂取することができます。コラーゲンの生成や吸収を助けるビタミンCとも上手に組み合わせて、ハリのある美肌づくりに役立てていきましょう。

「しわに効果的な成分」の関連情報