しわに効果的な成分
2018.11.30

保湿成分「セラミド」の美肌効果とは?有効な摂り入れ方のポイント

年齢とともに気になる肌の乾燥に、セラミド入り化粧品を試してみようかな?と思う人も多いのではないでしょうか。肌にもともと存在するセラミドの効果と、化粧品やサプリメントでとり入れたときに期待できる効果を解説します。

セラミドの効果について

年齢を重ねるにつれて気になり始める、肌の乾燥。肌がカサつくようになったり、メイクが崩れやすくなったりと、思い当たる人も多いのではないでしょうか。乾燥肌のケアによい化粧品を調べると、よく目に入るのが「セラミド」という成分。セラミドは本当に乾燥肌に効果があるのか、気になりませんか?

ここでは、セラミドの役割とともに、化粧品でセラミドを肌に与えたときや、サプリメントで摂取したときに期待できる効果を解説します。

肌に存在するセラミドの効果と減少する原因

化粧品の成分というイメージが強いセラミドですが、実は私たちの肌にもともと存在している物質で、肌の保湿に関わっています。まずは、セラミドが肌の中でどのような働きを担っているのかご説明しましょう。

角層のバリア機能

肌は表皮・真皮・皮下組織と3つの層に分かれており、表皮のなかで最も外側の部分を角層(角質層)と言います。角層では細胞が層を作って並んでおり、細胞同士のすき間を細胞間脂質が埋めることで、水分の蒸発や異物の侵入を防ぐバリア機能としての役割を果たしています。この細胞間脂質を構成する主成分が、セラミドです。

セラミドを含む細胞間脂質は、脂質と水分が何層にも重なった、ミルフィーユのような構造をしています。これを「ラメラ構造」といい、水分をしっかりキープしたり、外からの刺激を和らげ、肌のバリア機能を支えています。

ところが、細胞間脂質のセラミドはさまざまな要因で減少し、肌が乾燥しやすくなる原因の一つとなっています。

セラミドが不足する原因・影響

セラミドが減少する原因として、以下のようなことが考えられます。

  • 加齢で自然と生成量が減少する
  • 間違ったスキンケアで流れ出ている
  • ターンオーバーが早まってうまく生成されていない

それぞれ、なぜセラミドが減少するのか簡単に解説します。

加齢
セラミドは、一度生成されれば終わりというものではなく、常に新しいものに入れ替わっています。しかし、年齢を重ねるにつれて、作り出されるセラミドの量は自然と減少。これは、年齢とともに肌が乾燥しやすくなる原因の一つと考えられます。
間違ったスキンケア
クレンジングや洗顔方法の間違いも、セラミドが角層から外に流れ出る原因。スキンケアの間違いとしてよくあるのが、洗顔のしすぎや熱いお湯でのすすぎ、ゴシゴシとこすったりするスキンケアなどです。
洗顔は、1日2回まで。石けんや洗顔料をしっかりと泡立てて、肌をこすらないように泡で包んで洗うことが大切です。また、すすぎは32~35℃くらいのぬるま湯で。タオルは肌にやさしく押し当てるようにして、水分を吸い取らせましょう。
ターンオーバーの乱れ
セラミドは、毎日のターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)の過程で作られていきます。しかし、ターンオーバーのサイクルが何らかの原因で早まると、セラミドが十分に作られないまま全体量が減少し、肌のうるおいが不足しがちになってしまいます。
ターンオーバーは、紫外線のダメージや肌の乾燥、洗いすぎなどさまざまな要因で早まります。毎日きちんと日焼け止めを塗ったり、適切なスキンケアで肌を守り、正常なターンオーバーサイクルを目指しましょう。

肌のうるおいを保つには、ここで紹介したようなセラミド減少の原因を踏まえて、セラミドを保つスキンケアや生活習慣を心がけることが大切です。すでに肌が乾燥しやすくなっている場合は、スキンケアの見直しと合わせて、化粧品でセラミドを与えてあげるのもよいでしょう。

セラミド化粧品は保湿に効果的

減少したセラミドを補うには、セラミド配合の化粧品を活用しましょう。セラミド化粧品の具体的な効果をご説明します。

肌本来の水分保持力を高めるセラミド

セラミド配合化粧品は、角層にセラミドを補給し、うるおいを保つ効果が期待できます。

保湿効果のある成分というとヒアルロン酸やコラーゲンがよく注目されますが、この2つの成分は水分を保ちながら肌の表面にとどまることで、カサついた肌を整えてなめらかにする効果があります。

セラミドには角層のなかで水分を保持することで、肌の保湿機能やバリア機能を高める働きが期待できます。保湿成分というとどれも同じだと考えられがちですが、実際の働き方は大きく異なります。

化粧品に使用されるセラミドの種類

化粧品に配合されるセラミドには複数の種類がありますが、主に以下の3種類が有名です。

  • ヒト型セラミド:酵母を利用して作られ、人間の身体に存在するものとほぼ同等の化学構造を持ったセラミド
  • 動物セラミド:馬などの動物由来のセラミド
  • 植物セラミド:こんにゃくやコメなど植物由来のセラミド

このなかでもおすすめなのは、ヒト型といわれるセラミドです。もともと肌にあるセラミドと構成が近く、肌への刺激が少ないうえに保湿力も高いといわれています。

セラミドの種類は大きく記載されている場合もありますが、しっかり確認したい場合は成分表示をチェックしましょう。ヒト型セラミドの場合、ほとんどが「セラミド」の後ろに番号やアルファベットがついた成分名です(セラミド2、セラミド3、セラミドNG、セラミドNPなど)。

セラミド配合サプリメントの効果

セラミドは角層にある成分なので、化粧品で外から塗ることで保湿効果が期待できます。しかし、セラミド配合のサプリメントで内側から補うことも、肌の保湿力を向上させるのに役立つと考えられます。

サプリメントに配合されるセラミドは、コメやこんにゃく芋、トウモロコシなどの食品に由来するものです。化粧品の場合、効果を期待できるのは塗った部位のみ。顔だけでなく、すねや腕など全身の乾燥や肌荒れに悩んでいる場合は、食品やサプリメントで内側から乾燥対策をするのもおすすめです。

まとめ

セラミドは肌に潤いを保つうえでとても大切な美容成分。しかし、誤ったスキンケアやターンオーバーの乱れによって、肌のセラミドは失われがちです。肌が乾燥しやすいときには、化粧品でセラミドを角層に与えたり、サプリメントで内側からとり入れて肌のうるおいを取り戻しましょう!

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